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Friday, August 27, 2010

001. trilogyのヘアケア

トリロジー
ニュージーランドのブランド。

これだけオーガニック/ナチュラルコスメが世に溢れてくると(その殆どは、溢れる前から存在していたはずなのだけど、こういう印象を持ってしまうのは本当に勝手で、不思議なものだなと思う)、差別化も難しく、トリロジーにいたっては「パッケージがカワイイ、ビューティジャーナリストが立ち上げたナチュラルコスメ」くらいの認識しかなかった。

それは「悪い印象はないけど、そんなに興味を持っていない」ということでもある。

たぶん、きっかけは、オーガニックローズヒップオイルだったと思う。エイジングケアのオイルを探していて、ちょうどぴったりのサイズと値ごろ感で、オーガニック100%っていうのを声高に叫んでなくて(ここ私にとってはけっこうポイントだったりします)正直な気持ちで作られている感じが伝わる商品をみつけて「買うならこれだな」と思った。

その後、トリロジーの方とお話する機会があり、クレンジングクリームやモイスチュアライジングクリームも合わせて購入したのだけど、そのときにヘアケアのトラベルセットみたいなのも一緒に買ったんですね。
で、ずっと放置していたのだけど、先日の出張で使ってみたんです。そうしたら!これがヤバイ!



ヤバイ点は大きくふたつ。まず、シャンプー全然泡立たない。石けんシャンプーとかそういうレベルじゃないです。なにこれ?ってくらい泡立たない。何度洗ってもダメ。こういうもんだとあきらめたほうがいい、潔い泡の立たなさぶりです。
次に仕上がり。髪のツヤ、ハリ、コシ、指通りのなめらかさ、すべてにおいてパーフェクトです。
何か、感覚として、コンディショナーの効果を最大限に発揮するためのベースをシャンプーで作っているって感じか?

「シャンプーに、頭皮だけでなく髪の毛のための栄養分が入っている」とのことだけど、それはあんまりそそられないというか、シャンプーってあくまでも汚れを落とすものだから、栄養とか死んだ細胞(髪の毛)に浸透すんのか?って感じなんですが、なんか、この仕上がりのための道のりってことであのシャンプーもありのような気がする。

ほんとにびっくりした。

ちなみに使用したのはスムースシャインシャンプー同シリーズのコンディショナー

オーガニック系のヘアケア特有の洗い上がりというのがあって、さらさらでもちょっとひっかかりがあったり、しっとりなんだけど時間が経つにつれてちょっとべたつきが感じられたり、というのが殆どなのだけど、程度の差こそあれ、そこは仕方ないのかなと思っていました。でも、トリロジーはそれが全然ないです。というか、すべてにおいて(泡が立たないことも含めて)初体験という感じ。なのです。

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改めてトリロジーのブランド哲学みたいなものを見てみると、
「私たちはハーブとエッセンシャルオイルの神話を語ることに興味はありません」
「トリロジーの品揃えでは、最高の自然軟化剤(マツヨイグサやローズヒップなどの肌にうるおいを与える成分)とユニークで新しい自然乳化システム、それと精妙にブレンドされたエッセンシャルオイルを合わせたものを使用しています」
「我々はトリロジーのストーリーを、使い古されたかわいい花や植物のイメージなしに語ろうと決めました」
と、なんとも心憎い、クールな姿勢。
自分たちがやるべきことを、しっかりとやっているひとたちの言葉、という感じがします。

オーガニックコスメ、と言われている世界について「どれがいいのか」みたいな話によくなるけれども、答えはあるようでなかったりする。例えばオーガニックやナチュラルなイメージを「上手に」使って見せる手法を取っているところもあれば、全てをオーガニック栽培した原料のみで作るところもある。そこで、前者よりも後者のほうが「優れている」と考えるのは短絡的だとつくづく思う。もちろんそれを求めているひとにとっては優れているのだけれども。

難しいことなのだけど、いいものをつくる仕組みというのは、認証マークついてればいいじゃないかとか、認証マークなんかなくてもちゃんとオーガニックなんだからいいじゃないかとか、そのどちらでもないのではないか、と思ってます。どっちも大切かもしれない。でも本質はそこじゃないというか。

じゃあ本質とは何か、というと、それは極論では笑顔、なのではないかなー。

とりあえず、トリロジーは今後も使っていきたいブランドなのであります。

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トリロジーのローズヒップオイルについて 
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